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Sunday, 30 January 2005

新高円寺のギャラリー工へ川村成さんの織物を見に出かけてきた。川村さんは数少ない同業者、染織だけで生きている人間だ。ミャンマーの手紡ぎ木綿でさっぱりとしたマフラーを作っておられた。悪い意味での「こだわり」がない、生きのよさと清々しさがあった。
川村さんとは、私がまだ勤め人だったとき担当していた大きな布関係のイベントで出会った。当時彼は染織科の院生でボランティアでそのイベントを手伝ってくれたのだ。名簿を作っていた私が名前の漢字を尋ねると「成人式の成です」と答えた。私は心の中で「若いオトコノコなんだから成人式の成じゃなくて、成功の成って言えばいいのに」と思った(←オバサン!)。
染織で生きていくのは本当に大変。でも川村さんは彼が織る織物みたいに清々しくたんたんとやり続けるだろうなって思った。成功してほしいな。(いや私も)
展示会は2月5日(土)まで

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Saturday, 29 January 2005

もう何年前になろうか、熊本のよしこちゃんと一緒に奥会津の昭和村に遊びに行ったことがある。10月だったはずだ。ちょうど初雪が降ったから。お互い20代だったっけねえ。きのこってこんなにおいしいのって初めて知ったんだよなあ。
今日、その昭和村のペンション美女峠の小林さんご夫妻が東京に見えていたので会いに行った。暮れ時にダンナさんのまさいっつぁんと庭で身欠きにしんを焼きながらボソボソ話し、おっかあさんとはお勝手でギャハハと笑いながら話した。楽しかったなあ。
ペンション美女峠(福島県大沼郡昭和村、電話0241-57-2870)おすすめ。だけど雪深い時は到達困難。

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Friday, 28 January 2005

My Place の玉井さんから「真綿で橙をつくるには」と相談を受けた。真綿ねー使わないのよねーと糸棚の奥を探ってみると、あった!資料用に買ってあった真綿があった。折りしも染めの道具は全部出ている。さらに具合がいいことに、赤を染めるスオウと黄色を染めるヤマモモをちょうど使っている。すごいタイミング。
で、早速作業中です。おかげさまではじめて真綿を染めてます。よく染まるわぁー、糸より染まる。そりゃあ、繊維の構造が違うもんね。
投げかけていただいたきっかけでドアをあけよう。
どうやって丸くするかは明日考えよう。

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Thursday, 27 January 2005

今日は染め。染めをする日はキッチンが染色タンクとバケツとたらいに占領される。これは何を意味するかっていうと、まともな料理ができないってことです。油と酢、レモン厳禁。鍋はひとつ。パッとつくってパッと食べてパッと片付ける。で、ついつい雑炊ですな。冷やごはんに生卵、水菜や春菊は手でちぎる。これって続くとつらいんだよね。

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Tuesday, 25 January 2005

鏡が梱包されていた大きなフラットな段ボール。資源ごみは金曜だし、何かに使えないかなって思っていたらありました。屋内床だけ段ボールハウス。床に敷いてその上で作業するとかなり温かい。私のようにオンボロアパートの一階でゾゾゾっとするほど寒いけど、仕事の都合でカーペット等敷きたくない人、おすすめ。(←いるのか、そんな人)この上で丸くなって寝ないようにしなくちゃね。

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Monday, 24 January 2005

頼んでおいた大きな鏡が届いた。早速場所を確保し据えつける。ホッと一息、椅子に座った我が身が映る。ふむむ。どこかで見たよな構図だな。おお!これだ!きゃ、私ったらベーコンみたい。鏡に映る自分にうっとり(?)。
「本能の近くで創れ」と彼(=ベーコン<母)は言ってた。一歩近づけたかと思うと百歩先にワープされてしまう。ちょっと引用しちゃおうかな。
「画家は感覚のバルブを開け放って、あるいはこう言った方がいいかな、感覚のバルブの鍵を開けて、見るものをして生命というものにさらに激烈に突き返すんだよ」

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Sunday, 23 January 2005

マティスでもクレーでも偉大な作品は、誰に見られても、印刷されても、批評家が勝手なこといってもそれ自体はどこ吹く風でちっとも変化しない。不変である。しかしこっちは何かが変わる。ときどきだけど、心の中で「カチリ」と音がして歯車が回ることがある。それが「観た」ってことかなあ。

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Saturday, 22 January 2005

姉が中三で私が中一、妹達が小学一年。思えばこの年が家族6人、普通に一緒にいるってのの最後の年だったかも。なかなかリマーカブルな一年だ。昭和56年の地方都市。田んぼがダーっと広がっていた。自転車で向かった先は一本えのきか。

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Friday, 21 January 2005

母と妹A (上海在住)の間で以下のような会話が電話でされたらしい。
母「ポチが死んだって知ってる?」
妹「知っとるよ。あっちゃん(妹B)からメールもらったし、おねえちゃんのブログにも書いてあったけん。」
母「上海からでも見られるの!?」
妹「・・・そりゃどこからでも見れるさ。」
母「あれにこの間「彼」って書いてあったけど、彼氏できたのかしら?」
へ?と思って過去ログみる。もしかしてこれのこと???あのーー、申し訳ないけど、彼はパウル君だよ、、、期待させてすみません。舌足らずな日本語で重ねてすみません。でも、そう読めるー????

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Thursday, 20 January 2005

turning_point
昨日の続きです。完成度はないけど、ウブいところがよくない?

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Wednesday, 19 January 2005

turn
これ、ちょっと旧作なのですが自分としては記念碑的作品なのでアップします。織がその制約の中でどこまではじけられるか、打ち破りたいテーマなのです。これはそのごく初期のもの。

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Tuesday, 18 January 2005

10年前私は大阪で働いていたから、あの日のことはよく覚えている。あの瞬間も、一日後も一週間後も一ヵ月後も。一番思うのは、あれで人生狂わせちゃって、もとに戻れてない人たち。表面上は不自由なく見えるからなおさらだ。10年、辛かっただろうな。運が悪かったって言葉だけでは辛すぎる。そんな人たちが心安く暮らせるまでは復興してないってことだと思う。

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Monday, 17 January 2005

祖母の卆寿のお祝いに母の実家に行ってきた。久しぶりに近しい人たちに会えてとても楽しかった。何だかとっても仲良しなのだ。おばあちゃんのおかげだね。
家族の中にいた年数と同じだけの年月が過ぎた。だから家族的な感覚、忘れかけてる。今日は、子どものころ好きだったミルクセーキを飲んでみたら、やっぱり好きだったって気分かな。

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Sunday, 16 January 2005

一月は旧友たちの近況がわかって楽しみな月であるのだが、今年はどうもそうはいかない。「体調を崩してた」って報告がとても目立った。健康であたり前、キラキラであたり前の年頃はとうに過ぎ去ったってことだろうか。健康で文化的なあたり前の幸せは、あたり前にはやってこない。それが身にしみてくるお年頃。それでも、それぞれいい人生送ろうね<同世代女子諸君。

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Saturday, 15 January 2005

klee
グァッシュじゃなくて透明水彩。油絵の具だったらオーレオリンかクリムソンレーキ。そんな透き通った感じを求めた。
透明同士が複雑に交差しあう。強い色で決定しちゃうんじゃなくてベビーカラーを積み重ねる。それによって現れる少ーし特別な世界観。
*手織名古屋帯。写真はオタイコ部分。植物染色。

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Friday, 14 January 2005

これまでは帯も緯糸は真綿紬糸を使うことが多かったが、今回は赤城の節糸にしてみた(両方とも絹です。念のため)。ふーむ、なかなかいいみたい。軽やかさが出る。もちろん時と場合によるけど、今回はクレーの透明感を出すためにも、糸の選択は成功したようだ。さっき水に通したけど、乾くのも早い。素材ってすごいね。作り方でこんなに違う。空気の乾燥の仕方もすごいけど。

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Thursday, 13 January 2005

四半世紀ぶりにつま先にしもやけができて、痛いし痒いし困っている。ネットで調べてみたら、ビタミンEの不足みたいね。で、あん肝がいいって書いてあった。あー、あん肝かー。熱燗、あん肝。熱燗、あん肝、熱燗。ああ、夢に出てきそう!

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Wednesday, 12 January 2005

そういえば私は昔から「がっぷり四つで組み合う」ことは苦手だった。自分の真意を伝えることは初めから無理だと思ってしなかった。「何考えてるのかわからない」ってよく言われた。
はたと気づいたがそれでは作品は作れない。自分と素材、自分とテーマ、自分と世界。全開にオープンにして体すべてで投げかけなければ答えは戻ってこない。過去の「苦手」とはオサラバなのだ。早いこと一度全部脱いじゃってお風呂に入って温まって、いい匂いの石鹸でゴシゴシ洗い流そう。

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Tuesday, 11 January 2005

camera-eye
ああ、そうか。きちんと向かい合うことなんだ。何に対しても。それが糸でも染料でも、人間でも猫でも、環境でも先達が残してくれた尊敬すべきアートでも。がっぷり四つで組み合う。頭で考えるんじゃなくて五感で反応する。判断する。そういうことかなあ。
写真は今織っている帯で、インスピレーションの源はクレーです。彼ともきちんと向き合おう。

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Monday, 10 January 2005

nekomichi
「ポチが天国にいっちゃった」と妹からメールが入った。彼女の悲しみが伝わってきて、思わず線香を手向けた。
ポチとはもう一人の妹が留学先のアメリカでかわいがってた迷い猫で帰国のときに連れてきた。それでやむを得ず実家の飼い猫となった。当時私はすでに家を出ていたから傍観しつつも、「そんな風土の違うところに無理につれてきて、猫の幸せを考えてない」って憤慨したものだ。
それから約7年、ポチは高温多湿の熊本にもどうにかなじんだようだ。めったに家に帰らない私なんかより、ずっと家族だったろう。
結果、私の大上段の「正論」をいとも簡単にくつがえし、ポチは大変幸せな一生をおくった。妹二人の連携プレーが一匹の猫を幸せにした。すごいなあって心底思う。アイツらもいいオンナになってきた。先が楽しみだって、あねバカの私は思う。

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Saturday, 08 January 2005

いい香りとか、いい音楽とか、もちろん今までも好きだったけど、最近無性に欲するようになってきた。今まではアタマが好んでいたけど、このごろはカラダが必要としている。
いいんじゃないかな、こういうの。やっとわかってきたんだけど。
たぶんずっと一緒にいた犬や猫が死んじゃったときなんかにも必要だと思うよ。

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Friday, 07 January 2005

仕事というのは結果が全てで、がんばればいいなんてことは決してない。それはよくわかってる(つもり)。うまく行かないのは自分に原因がある。冷徹に洗い出さなきゃいけないのもわかってる(つもり)。
分けていただいた伽羅のお香を焚いて、「三月の水」をかける。ちょっと気分転換。

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Thursday, 06 January 2005

deep_sea_fish
眠たくないのに寝たり、お腹すいてないのに食べたり。きっとその方が規則正しい生活にはいいんでしょうけど、どーしても苦手なんだなあ。自分のやり方を自分で構築しなくちゃなあ。

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Wednesday, 05 January 2005

deep_sea
二日寝て二日起きてるっていう長寿のおばあちゃんの話を聞いたことがあるけど、私もそのノリにしてみようかな。道具が増えて、布団敷く場を確保するのが一苦労。そんな苦労を24時間ごとにやるのは大変だ。48時間ごとならまだましか?36時間では?

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Tuesday, 04 January 2005

suzuyaka
ハッとするような、みた瞬間にドキっとするような、そんな織り物つくりたいと常々思っています。
一度、ぜーーーんぶ脱ぎ捨てて、一からスタートしよう。それが出来ない限り、出来ないんだよね、きっと。

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Monday, 03 January 2005

syougatu
帰省もせず、お年始にも回らない私が言うのもなんですが、なんだかちっともお正月らしくない。
なあんて思ってたけど、一歩外に出てみれば、どうだろう。真っ青な日本晴れの空。冷たく澄んだ空気。雪の残る松にふくらすずめ。これぞあっぱれニッポンのお正月。それであわてて蓮根を煮た。先が見通せますようにって願いをこめて。(←これマジです!セツジツ!)

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Sunday, 02 January 2005

happy_new_year
懐かしい人から年賀状が届いた。ブログ見てるよって書いてある。ひゃあ!よく見つけたなあ。
実はこのブログ、5ヶ月前にほとんどお知らせもせずこっそりはじめた。コメントもリンク集もカウンターも何もないブログですが、見てくださっている「あなた」、いつもどうもありがとうございます。発信することで、確かめること、発見すること多々あります。自分をつねったりして刺激度を確かめてる感じかな。たまにはメールでも下さいね。

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Saturday, 01 January 2005

raise_the_curtain
今夜は経継ぎをした。旧と新をつなぐ作業。しんしんと冷える夜、BGMはずっとエバンス。厳かな年越しにぴったりだ。
写真は綜絖です。踏み木と連動させて、経糸を上下させる道具。幕開けのときにこの一枚。今年もよろしくお願いします。

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