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Thursday, 30 November 2006

うふふー。新しいCDプレイヤーがやってきました。ずっーと欲しかったボーズのなのだ。で、いろいろCDをかけまくってるけど、いままでより、ずっと聴ける。私にとって、インかアウトかすぐわかる。媒体って大事だなあって思った次第。

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Wednesday, 29 November 2006

この業界に入ってきた若い人を見てて、ああ、うまくアジャストできてないなあって老婆心ながら思うことがある。何していいか解ってないんだろうなって思う。まだまだながら、いちおー、これ専業で食ってる私から言えること。「まず、身近な人の魂を揺さぶる」。
親とか友人から、「そんなことが仕事になるはずない」って言われるでしょ?目標にしている人は先にいすぎて、どうすれば自分がそこに立てるか見当もつかない。
で、そんなときどうするか?手当たり次第にやりまくるんです。とにかく、「そこまでするか?」って言われるほどやるんです。そうすると、親や友人は「違う世界に行っちゃった」ってあきらめてくれます(笑)。先達は「お、やっと解ったか」って手を差し伸べてくれます。
私の一年目なんて、ホントーにそうでしたよぉ(恥)。「ここまでやるなら」ってことだったと思います(大恥)。でも「魂を揺さぶる」ってのは、創ることを仕事にする限り続くし。身近な人でなく、会ったことない人の魂を、力技じゃなく作品力で揺さぶるんだけど。基本は一緒っすよ!

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Tuesday, 28 November 2006

Nocello
最近のお気に入りは、ノチェロってくるみのリキュール。午後5時頃、濃い目に入れたコーヒーに。夜が更けたら、あったかいミルクティーにとぷんと入れて。

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Monday, 27 November 2006

柿にバルサミコかレモンをかけて食べるのが好きだ。そして決まって、熱いストレートティーが飲みたくなる。何でかな?タンニンとタンニンが引き合うの?
雨が降って深々とするので、雨戸を閉めた。守られているような優しい気持ちになって集中できる。

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Sunday, 26 November 2006

ここんとこ染めに追われて、台所の調理機能が低下していた。今日は糸染めじゃなく、染料の煮出しをしたから、コンロがひとつ空くじゃないですか!早速買ったあった豚バラブロック、トロトロ煮込む。しょうがとねぎと八角と。醤油と酒と砂糖とみりん。
んーー、一見いつもの風景なのですが、今日の染料はカテキューだったのです。カテキューってカテキンの元。阿仙薬とも言われます。正露丸と仁丹、煮詰めたような匂いです。
夕方外に出て、深呼吸。細い月がきれいでした。

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Saturday, 25 November 2006

会社員をしている元同級生と電話で話して、何かジーンとした。(すぐジーンとするお年頃です。)自営業も大変だけど、組織の人も本当に大変。いろいろきつい状況で、冷静に受け止めて、打破していこうって前向きのエネルギーがまぶしかった。
この人と同じくらいのボリュームで私は働けているだろうか?社会を回しているだろうか?
昭和43年申年生まれ。人生のど真ん中です。いっちょやったりましょー。

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Friday, 24 November 2006

ようは見逃さないことだ。
ヤマモモが染まりつく速度。
ロッグウッドが染まりつく速度。
ヤマモモが媒染液に反応する速度。
ロッグウッドが媒染液に反応する速度。
もう一回染液に戻して、さあ、ヤマモモは?
ロッグウッドは、どこまで青味をくれるだろうか?
必ず予想をすること。そして的中させること。高確率で。

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Thursday, 23 November 2006

今、染めてる色は、ニュートラルな片寄りのない、ど真ん中のグレー。ニュートラルって、難しい。染料の真の本質や素性を染み付くようにわかっていないと染められない。一番、試される。今の自分は、どのレベルか。

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Tuesday, 21 November 2006

Designed_by_k
この名刺のデザインは、グラフィックデザイナーの河野智仁さんにお願いしました。私、ホントーにチョーうるさくて、あと0.1mmああしてこうしてって騒ぎまくったんですが、本当によく付き合ってくださいました。満ち満ちた感じの名刺が目標でしたが、河野さんが満ち満ちた方だから、出来たんだと思います。
河野さんはシンガーソングライターでもあって、「印象スケッチ」ってCDも出されてます。私、寂しい夜によく聴いてます(笑)。満ち満ちてます。

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Monday, 20 November 2006

石神井の三宝寺池のほとりを歩いて、黄色に色づいた木々や、雨に洗われた風景に、草木染めによる表現は、まだまだ、現実の草木の足元にも及んでいないと実感した。もっとビビッドで、もっと繊細で、もっと完全なものなんだ。

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Sunday, 19 November 2006

Hakuoshi
このパチカって、なんだかとってもロマンチックだ。
たぶん、紙は、遠い国で育った木がパルプになって、箔押しすると半透明になるように、いろいろいろいろ人知をつくされ、厚みや色もいろいろいろいろ研究され、で、いざ箔押しは、熱とか圧力とか押してる時間とかタイミングとか切断方とか、ものすごーーい真剣勝負で選択されたに違いない。そしてそれが世に出て一人歩きをはじめる。
くぅぅぅーーー、ロマンだあねえー。

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Saturday, 18 November 2006

Pachika
今日、新しい名刺が届いた。パチカっていう箔押しなのだ。オフホワイトの上質な厚手の紙に、しっかりと刻印された、some origin. 身が引き締まる思いがします。デコボコを触ったり、窓際で光をかざしてみたりしながら、パチカの技術は、ハートとテクニックの結晶だって思った。

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Friday, 17 November 2006

仕入れた糸が、ドドドンと届いた。少ーしずつ条件が違う糸4種類。すごくいい。ふっくらとつややか。いい紬になる。
私は、4,5軒の糸屋さんと取引があるけど、この糸屋さんとは独立前からの古い付き合い。すごく安心感を持って注文できる。どんな蚕がどんな繭になり、それをどう煮てどう挽けばどんな原糸になり、それをどう合糸し撚糸するとどんな糸になるか。そしてそれをどう織るとどんな着物になるかってこと、全般を観てる方なんだよね。そこだよねー。私も観ます。体現します。

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Thursday, 16 November 2006

荒川尚也さんのガラス展に行ってきた。光を集める透明な、美しいガラス。雨が降って、水とガラスが引き合って、ますます美しかった。
荒川さんはガラスの素材である砂などの調合からなさるそうなんだけど(個人作家では稀有なことで、独立当初は唯一だったそう。)、「最近、素材は関係ないんじゃないかと思うようになってきた」とおっしゃってた。水や光を映しこめれば、原料を自分で調合しようが、再生ガラスを使おうが、人が調合したものを使おうが、それは関係ないって。なんか、スゴイなあ。全くその通りだ。

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Tuesday, 14 November 2006

今、最大の悩みは、左手の、人差し指と中指の間、中指と薬指の間のつけ根に、どうすれば肉がつくかなあってこと。左の指の間に糸を一本ずつはさんで引くんだけど、指と指との間から、スルッと抜けることあって、大変ストレス。システムを変えるか、体を変えるか。
職業人になりきると体が変わるって聞くけど、左の指が太くなって、つるっとした生糸をガシっとかつ繊細につかめるようになれば、私もイッパシか?

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Monday, 13 November 2006

巻いた糸をずらっと並べて、思い悩んでも仕方ない。形にするのが仕事なんだ。答えを出すのが仕事なんだ。丁寧に、繊細に。眺めるんじゃなくて、観ること。

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Sunday, 12 November 2006

我が家のお風呂場は、もともと入浴のための空間でなく、糸を媒染して洗う場所であり、人間はちょいと間借りして、ちゃちゃちゃとすませていたのですが、最近、糸のための道具を増やしたら、もー大変。ほっとひと息は遠くなりけり。ヒトには酷な段階ですなあ。自分の思い込みの常識をシフトするしかないっすね。

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Saturday, 11 November 2006

Hanao
ジャジャン!鼻緒にご注目ください!これ、ワタクシメの織り布です。赤城の節糸で、刷込み絣ですわぁ。お求めいただいた方が、鼻緒がたくさんできたからと、分けてくださったのです。いやー、自分で織った布は、なかなか自分のものにならないんですが、こうやって戻ってくるとは!ありがたや。本当にうれしいです。
(人さまの御足のことは、おみ足と呼びますが、これは文字通りの駄足ですね。あまりのうれしさに、お目汚し、おゆるしください。)

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Friday, 10 November 2006

日が暮れてから、いそいそとお着替え。いい空気感、お出かけに最適の夜。ごちそうに備えて、ゆっくりめに締める。目的地はお銀座。今日は何と、帯揚げと鼻緒がおニューよん。
着物を着てると、包まれてる感があって好きだ。リラックスした楽しい、いい夜。さんきゅ。

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Thursday, 09 November 2006

染め作業、進んだ日。欲しい色が出揃った感がある。私は、まだまだ、欲しい色を実際に染めて、目視するまでは納得できないでいる。計画の段階で、もっともっと深く深く腑に落とす必要がある。机上で100%、そして実際の段階でさらに上を目差す。それができなければ生き残れない。

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Tuesday, 07 November 2006

大変なさけないですが、足と肩と首が痛い、、、、おとといの晩、ハジー君(小1)と全速力かけっこしたのが、原因と思われます、、、かけっこはもちろん完敗。最後まで走れず、ぜーぜー言いながら歩いてました、、、
なんか、ちょうつがいに油切れてる感じ。外からオイルすり込むんじゃ追いつかんよ。いかんなあ。

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Monday, 06 November 2006

横須賀在住の染織家、西川晴恵さんの仕事場におじゃまして、クサギの実と萼(がく)、ヤシャブシを染めた。クサギの実は、無媒染でスコンと抜けた軽快な空色。赤い萼は泥媒染でエレガントな銀色。ヤシャブシはネパールの天然ミョウバンで媒染して王宮を思わせる深い金色。

草木の採集には、ご近所のスッテキなご夫妻が大きな力をお貸しくださった。その結果が美しく染まって、今、目の前にある。こういう仕事は、自分一人でできるものでない。感謝します。

それから何と、西川さんが、心を砕いて建てている琉球藍の染液にも触らせてもらった。すごく状態がよくて、元気にぶくぶくと華が咲いている。彼女の日々の仕事の結晶だ。そんな大切な藍液に、(その手間ヒマの膨大さ、経験値のかけがえの無さ、高価さがわかってるからこそ)自分の手を入れることは、恐れ多いことだったのだけど。色とか匂いとか感触とか、ずっと慎重に様子を観つづける西川さんに、「ああ、藍と向き合えてる人なんだなあ」って思った。

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Sunday, 05 November 2006

クサギの実を煮て、青い液をとる。秋空が落ちてきたような、澄んだ軽さがある青。
染液をこしとる時、高級魚の卵のようだと思ったり。
人が手をくだすことで行き着くこともある。人はただ謙虚であること。

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Saturday, 04 November 2006

古川さんが設計された、shijimi_houseのオープンハウスに行ってきた。
隅々まで、行き渡った仕事の連鎖にほれぼれする。shijimiさんのことを本当に理解してないとできない仕事だ。で、この共同作業を練り続けるのが、shijimiさん
ああ、なんて楽しそうなの。作り続けるって、たぶん、最高に楽しいことのひとつ。

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この方は、何を望んでいるのか、どんな生き方をしているのか、全身を耳にして聞き取ること。表情、ニュアンス、トーン。そして、整理して、把握すること。道すじを通すこと。先入観は一切捨てて、素直に、全てを吸収すること。
どんな着物を作るか以前に、そこ、はずさないこと。

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Friday, 03 November 2006

Zazaza
雑多な用事を、ざざざざざーとこなす日。ざざざーーのおかげでそれは進んだんだけど、しっくりこない。内臓がきちんと納まってない感じ。
台所に花をさす。換気扇の掃除する。本を読む。春菊がおいしい。電話がなって、少し話して、やっと落ち着く。

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Wednesday, 01 November 2006

タキシードとブーツ、赤いバラがこんなにも似合う人は他にいない。アヴェマリアとトロイメライが、こんなにも似合う人は、他にいない。
大野一雄の100歳のお祝いの席でそう思った。車椅子で、目は閉じたまま、夢の中におられても、往時のフランスを感じる(って知らないけど)。やり切った、咲ききった、存在そのものの美しさを観た。この美しさには理由がある。

で、「大野一雄 稽古の言葉」、再読。
「顔見なければ I LOVE YOU じゃないかどうかって、そうじゃないでしょう。顔見ないのがむしろ I LOVE YOU ね。その方が魂が必死になって聞いている。」

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