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Monday, 30 April 2007

Relief
これね、これね、ご注文いただいて織ったものなのだけど、お仕立ては一衣舎さんに依頼されたのだ。で、一衣舎の木村さんジキジキに、「ヨシダサン、アレすごくよかったよ」ってお言葉いただいてしまった!うっほー!これまで何十年もの間、何万枚もの着物を扱ってこられた、厳しくも優しい眼を持ったプロ中のプロにほめられると、救われた気がする。安堵と同時に身が引き締まります。

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Sunday, 29 April 2007

Artist
ほら!クールでしょ。この方、モデルさん超級の美しさなのだ。
こんなにカッコよく着こなして下さってうれしいーってうっとりしながら、私は素材を作ってるんだなってつくづく思った。絹糸と草木の煮汁から一枚の布という素材を作る。それを仕立て屋さんが形にして下さる。そしてお召し下さる方こそがアーティスト。どう着付けるか。どう合わせるか。どう立ち居振舞うか。どうその日を過ごすか。

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Saturday, 28 April 2007

Siawase
きゃ!How CoooooooL!
最高にカッコよく着こなしていただいているこのお着物はこれでしたの。あ、ここにも。着姿、拝見できて幸せでした。カッコよかったよぉ。感激した。

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Friday, 27 April 2007

レンタル屋さんの棚をつらつら見ながら、手に取るDVDは、普及の名作とか超大作とか問題作とか、ヘビーなシリアスな一本では決して無い。ヘビーな現実の間に見たい力の抜けた一本。
この前借りたのは、メゾン・ド・ヒミコって言う、ゲイの老人ホームの話。激しい暴力とか官能とか喚起とか、そういうの無いけど、それがいいのだ。設定は独特だけど、日常。
でもこれを作った人は、みんな、ものすごく真剣に取り組んでる。ありふれた日常を描くのに必死。係わった人みんな。だから心に響くんだけど。
私、これでいいんだと思った。私が作ってる紬の着物や帯は、決して晴れ衣装では無い。日常だけど、ちょっと特別、そんな日に、その人と共にありたい布。だからたぶん、作る側が、どんなにギリギリ勝負掛けてても、それをモノに残しちゃいけない。本当にやりつくせば、それは残らない。

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Thursday, 26 April 2007

テレビもビデオの再生装置も持ってないので、映画は映画館で観るものだったんだけど、最近、パソコンでDVDを観るって技を覚えた。それもレンタル屋で借りてきて。レンタル屋の会員になったのも初めてだ。(世間に追いついた気分だ。)(←???)
で、画面も音もこんなもんだわいって割り切ってるんだけど、一番つまらんのは、観終った後だね。余韻に浸れん。思えば映画館出て、夜風に当たったり、排気ガス吸いながら歩いたり、地下鉄のホームでボーっとしたりが、実は大切な時間だったのだなあ。
ゲイ役がピターーと板についてた田中泯とオダギリジョーにポーとしながら、深夜にせっせと掃除。

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Wednesday, 25 April 2007

織をはじめて14年、独立して専業になって4年になろうとしているけど、なんだかやっと、丁寧な仕事ってのが解ってきたかも。今の私が昔の私に、こういう風にしてみたらってアドバイスしたとしても、「え~そんなに手ぇ掛けるのぉ~」なんて腑抜けたことを言うに違いない。
たぶん、どんな仕事もいっしょだ。イチローや松坂選手がどんなに丁寧さを積み重ねているか、想像するだけで、震えがくる。料理人だって、ミュージシャンだって、公務員だってサラリーマンだって、イケてるヤツは丁寧な仕事をしてるはずだ。
何年か後に、今の仕事のやり方を「トロいっ!ヌルいっ!」って叱り飛ばせるようになる。

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Tuesday, 24 April 2007

Ekocya
普通にガッツリ仕事。それが予定通り進む。安定してる。ええこっちゃ。これが当たり前。

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Monday, 23 April 2007

Election
区長と区議の選挙。区議の方はこの人って思う人がいたからその人にしたけど、区長は生まれて初めて、白紙投票した。なんか、乗れなくて。受かるだろうって人は分かってたし。その人を是とも非とも言及できるほど、私は区政に精通してないし。足元のことより、都や国の方のことが考えやすい。それでいいのか、私よ。

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Sunday, 22 April 2007

今日は織らせていただく絵羽の着物の企画会議。面白かったです。まだお互いに頭の中でぼんやりしている物をすり合わせていく。それも絞って絞って絞り出して、ぶつけ合って、もっといいもの、着心地いいもの、カッコイイもの、美しいもの。仕事が楽しいって思うことは無いんだけど、この段階は実は楽しい。今後具体的に下図描いたり、設計したりの段階は、のた打ち回る地獄の苦しみなんだけど(笑)。
いつもは食べない高級パティスリーの高級ケーキをいただいたら、味覚中枢が興奮しちゃって、夜は素うどんにしました。

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Saturday, 21 April 2007

取引先に行ったら、社長さんに「ヨシダさん、腕上げたね」って言われたので、「腕は前からいいんですよ」って軽口たたいたんだけど、実はにんまりうれしかった。業者さんに認められるのは、実際にお召しになる方に認められるのと、また違ったうれしさがある。なんつーか、社会人として機能しているうれしさ。社会の一員であること。対等であること。信頼は裏切らない。全力を尽くします。

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Friday, 20 April 2007

本当に甘く、旨く、美しい物は、選択の余地がないギリギリのエッジ感や緊張感がともなう物だと思っているけど、そうではあるけど、実際にはそれを突きつけない、大らかさや優しさやでっかさがあるなあって、志野と織部展を観て思った。人を幸せにする。それすなわちいいものだ。

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Thursday, 19 April 2007

出光美術館で志野と織部展を観た。なんつーか、自分の語彙にないので使いづらいんだけど、「馥郁(ふくいく)」って言葉が浮かんだな。それが全部の焼き物から放ってるの。そのうつわを構成している全ての成分が甘い。土とか水とか空気とか。滋味滋養にあふれてる。それが素直に自由に形になって、400年愛されて、今、目の前にある。それを作った人、使った人もなんかあふれてるって感じ。あふれているのは「愛」って言っていいと思うんだけど、なんか今の愛とは質が違う、もっと絶対的な圧倒的な当たり前でストレートなこんこんと湧き出続ける愛。

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Wednesday, 18 April 2007

Wine
ジャジャン!前帯です。この帯締めて、銀座の呉服屋さん主催のワインの会にお出掛けになったんですって。そしたら、すっごく評判よかったって!きゃぴ♪(美しいこの方が帯を生かして下さっているのは重々承知。)
ミホコサン、ファンがたくさんいますよって!!!まじ~~~???
とってもうれしいっす!私はいい加減なカッコして、閉じこもって仕事して、グダグダしながら焼酎のんで、でも意識の位置はそこに置くんだ。

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Tuesday, 17 April 2007

Msmw
すってきな方に締めていただいている果報者のこの帯はこの帯。ジーンとする再会でした。
このポルカドットシリーズは、自分としては、とてもチャレンジングで、何回色出ししても、下図を描き直しても、それでも心臓バクバクで作ったのです。私が「いい」と思ってもそれが受け入れられるのか、とても怖かった。仕事から逃げ出したくなるのを必死にこらえて作りました。
この方が去年の一衣舎展でこの帯を求めてくださったときのこと、とてもよく覚えています。美しくて背がすーっと高くて上品なスーツをお召しで、たぶんお着物もいわゆる正統派かと思われたその方が、パッとこの帯を目に留めて下さり、なんだか目が離せないようなご様子で、私は軽く素材や技法のご説明などして、それでも正統からは大きく逸脱しているこの帯を締めて下さろうとは!一瞬、目の前で起きたことが信じられなかった。
その後この帯のことはずっと頭にありました。今回締めてきてくださったことがとてもとても嬉しい。お似合いでしたし、最高にカッコよく使いこなしていただいてました。
今あらためて、正統とか伝統とか、そういうものからは逸脱しても、もっと大きな、もっと真の、そういうものをしっかりと捉えていくぞって血液や内臓が騒いでいます。

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Monday, 16 April 2007

展示会に参加させていただいて、大勢の人や作品に囲まれていると、いろんな情報や影響が目の前を飛び交い、ちょっとだけ自分がぶれる。が、そのぶれた自分をどう軌道修正して、よりクリアにしていくかってことにぶち当たるのは、よいことだ。いろいろに揉まれて浄化していくものもあるだろう。私が作りたいもの、世に出したいもの、それは「美しさ」だ。美しさを生み出し続けるために強くあれ。

一衣舎春展、最終日でした。お出会いできて幸せでした。ありがとうございました。

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Sunday, 15 April 2007

すてきなご姉妹とショールの話をさせていただいたり、着尺の構想を練ったり。いつかヨシダさんの織ったものが欲しいなどと言っていただけると、引き締まる思いです。何があっても、それを織らせていただくまでは、現役バリバリプロを貫かぬば。廃業転職する訳にはいきません。それが私の責任。

一衣舎春展、明日16時まで。大塚文庫にて。

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Saturday, 14 April 2007

電車を乗り過ごして、大井町線で自由が丘へ。車窓からの景色が甘やか。自由が丘も空気が柔らかくて、くすぐったい。会場ではたくさんお出会いがあり、お話できてうれしかった。お守りもいただいたのだ。織姫神社の。かわいいピンクで堂々としていて、杼と綛糸の意匠がいい。守られて無事一日を終える。

一衣舎春展 12日(木)~15日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで) 自由が丘、大塚文庫にて
私は連日、昼過ぎから会場にいます。ぜひ!

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Thursday, 12 April 2007

The_1st_day
朝7時半、電話が鳴る。出てみると、私の織物を気に入ってくださっている方だった。「今日からの一衣舎展、どうしても都合つかない。拝見できず残念だけど応援してる。」とのことだった。ひょえー!恐れ多い。朝から温かい気持ちが電話線を伝わってきた。
会場に行ってみると懐かしい面々。着物、上手に着てるってほめられた(笑)。この面々は、私がひどい着方だった時分を知ってて、いろいろ教えてもらってるから頭が上がらない。
以前に私の織った物をお求めいただいているお客様に、しょっちゅう使ってるわってお声を掛けていただく。何よりの励ましです。いつもより元気そうともお声いただく。見ていて下さってありがとうございます。そっか、私、元気なんだ。上手に力、抜けるようになりたい。
無事に初日を終え、自由が丘をちょっと散歩して、電車にちょこんと乗って帰ってきた。

一衣舎春展 12日(木)~15日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで) 自由が丘、大塚文庫にて
私は連日、昼過ぎから会場にいます。ぜひ!

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Wednesday, 11 April 2007

Tomorrow
さあ、明日は一衣舎展初日。私は着物の用意をしながら、いったいどのくらい暑いのか寒いのか、想像ができないでいる。自由が丘へは、池袋と渋谷を経由して、電車3つ乗り継いで行く。お出かけ気分。ウキウキして、慌てて、ポーっとして、ちょっと澄まして、ホームで転ばないようにしなくっちゃ。

一衣舎春展 12日(木)~15日(日) 11:00~18:00(最終日は16:00まで) 自由が丘、大塚文庫にて
私は連日、昼過ぎから会場にいます。ぜひ!

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Tuesday, 10 April 2007

Saa_1
一衣舎春展、あさって初日。さっきやっとのことで、できたてホヤホヤ着尺、搬入してきました。一衣舎さんはいつ伺っても、活気があって、いい空気がまわってるって感じで、こちらも「さあ、やろう!」って気持ちにさせて下さいます。あさってからの、一衣舎春展、今回の会場は自由が丘の大塚文庫です。ぜひ!

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Sunday, 08 April 2007

Birthday
なんということもない、うららかな春の日。日付が変わった頃から、ちらほらメールいただく。昼頃には懐かしい人から電話もいただく。サンキュー。
普通に仕事して、念入りに掃除して、選挙に行って。ちょっと出掛けて。何か買おうかと思ったのだけど、結局ギネスドラフト一缶買って帰る。
普通に生きていられるのが、どんなにありがたいかって感じるようになりました。今日は誕生日。サンキュー。

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Saturday, 07 April 2007

ここの所、ずっとつらつら考えていたのだけど、決め手がないまま明日は投票日。やっぱ自ら求めたり動かないと、ピピっと神の啓示なんて来やしない。今日のうちに、よく考えよー。(都会無党派層なのがバレバレですなーー。関心アリアリ、しっかり参加します!ユーチューブの街頭演説放映は違いがよくわかって興味津々。)

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Friday, 06 April 2007

Calm
さあさ、もうちょっとだよぉ~~~
まずは自分がカーム(calm)であれ。糸はいつもcalm。

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Thursday, 05 April 2007

石川県在の存じ上げている染織家の方へ、地震見舞いの葉書を出したら、お電話いただいてしまった。なんだかうれしくて、キャピキャピお話してしまった。同じことを仕事にしているならではの、エールの交換。ありがたいです。お見舞いする立場なのに励まされちゃったよ。状況は変わりうる。それでもやるってこっちゃ。

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Wednesday, 04 April 2007

毎日たんたんと織っていて思うのだけど、仕事というのはさてもさても日々のルーティンである。同じことの繰り返しだ。ただその繰り返しが、瞬間瞬間ビビッドで新鮮で真剣勝負なんだ。ルーティンの苦痛さの中でも、決してその新鮮さを見逃さないこと。
私が扱う絹糸や植物染料は有機物だし、それをお召しいただく方も人間という有機物だ。作っている私も有機物だし、織機や道具も有機物だ。有機物から有機物へのパスを日々のルーティンの中で確実に出していく。それが仕事だ。

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Tuesday, 03 April 2007

ふと思い出したのだけど、私、この2月で東京に来て10年だ。はじめの5年半は勤めながら織ってて、半年失業してて、独立開業して4年になろうとしてる。
20年前に2年半東京に住んでたけど、その後は、友人達に「年賀状のたびに現住所アップデイトだ」って言われてた。その私がこの街に10年か。
さてこれからどうしようか?転居の予定はとりあえずないけれど、どこに住むかはとても大事だ。どこにいても、ちゃんと生きていこう。

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Camellia
織機に座っていて、ふと顔を上げた、その目線の先に、向かいの家の椿の花が見える。部屋の先の台所の窓の向こうだ。赤い花と目が合うと、「よしっ」って思う。そしてまた目線を落として、続ける。

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Monday, 02 April 2007

こんな日和に花見に誘われているとは、何とラッキー。
なのだけど、私は持って行こうと作ってる、豚肉と銀杏入り中華風玄米おにぎりがうまくいかない。ちょっとだけおこげを作ろうと思ったら、予想以上に焦げてしまった。泣きそうになりながら、それでもどうにか握って、池の近くのすうーっと背の高い桜の木の下へ。
主催者以外に知り合いもなく、行くまでは消え入りそうだったのだけど、行ってしまえば、なんだかメチャクチャ楽しかったな。人見知りだし、お集まりでは緊張して墓穴タイプなのだけど、なんかリラックスしてゆるんだ。さんきゅ。
おにぎり、おいしかったって!ホントっすか!昆布や八角や大蒜やねぎやしょうがやお酒やちょっとだけウェイパーや、旨みの元はふんだんだったのだけど。調合加減が念力だったのだけど。喜んでもらってよかった。材料を生かせて届けたって事だもんね。仰ぎ見れば、桜吹雪。

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Sunday, 01 April 2007

深夜営業のスーパーで、豚肉と昆布とパンと酒を買う。春の嵐の中を遠回りしてふらふら歩く。こんな夜中に花を観る人は誰もなく、生ぬるい風の中、木が幹ごと動き、花びらが舞う。

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