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Friday, 29 June 2007

The_same_as_natural_dyeing
雨が降りはじめた夕方、石神井公園を歩いていた。空気が湿気で飽和して、水と土の匂いがして、大きな魚が跳ねた。ポツポツくるんだけど、すぐには濡れない。表面の色が変わり、音が変わる。それでもまだまだ。雨が増して、空気が変わって、やっと水が地球に入っていく。

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Wednesday, 27 June 2007

先日、鉈を振り回し、割り箸大にしておいた梅の幹や枝から染液を取る。水が浸透して皮がはがれやすくなった所をすかさず取り出して、さらに細かく。色、たっぷり出ろ。ゴム手袋って大発明ね。
梅の木の皮をはがしながら、梅の生命を守っている皮の部分から色をいただくことを思う。絹糸は蚕のさなぎの命を守っているフィルターだしさ。この糸にこの染めですよ。人を包んで守る着物にならない訳がない。私がきちんと機能さえすれば。

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Tuesday, 26 June 2007

気分がふんわりした帰り道に、池袋で寄り道。伝統工芸品センターのライブラリー。ここ私的チョー穴場です。希少本、豪華本、ザクザクあります。本物の古裂が貼ってある唐桟の縞帳や古渡更紗の裂帳。正倉院御物の図録もすごい。
厳しい仕事してるけど、伝わってくるものはふんわり。抜け切った所にあるふんわり。

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Sunday, 24 June 2007

この前撮っていただいた肖像写真、大変お目汚しですが、コレコレに似てない???きゃん!私ってブレイク似だったの!!!きゃーん!
200年前のイギリスのおっさんに似てるのがそんなにうれしいのか、私よ?うん、うれぴー!(←単純&素直)BBは私の王様です。(Blake & Bacon)

「種蒔きの時に学び、収穫の時に教え、冬に味わえ。死者の骨の上に汝の車と汝の鋤とをやれ。過度という道こそ叡智の宮殿に通ずる。用心は無能にかしずかれた富める醜き老女である。意欲するのみで実行せざる輩は、悪疫を発生させる。切られた虫は鋤をゆるす。水を愛する者をば川に浸せ。同一の樹が賢者には見えて愚者には見えない。」ウィリアム・ブレイク

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Saturday, 23 June 2007

Hatchet
染料にする植物は基本的に染料屋さんから買うんだけど、ときどき木を切ったからって、宅急便を送って下さることがある。で、梅がドーンと届きました。相当な古木だったらしい。しっかりとした幹。つまってる感じ。
早速、鋸と鉈の出番。(ノコギリとナタ。自分で書けない漢字はカナにすることにしてんだけど、なんかカネヘンってカッコよくて。カネモチになりそ)
薪割りは(それも相当細かく)、筋肉ゼロの私にはカナリきつい。鉈の振り下ろし方、もっとよく見定めて。

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Friday, 22 June 2007

ポートフォリオ用に写真を撮っていただくことになったので、張り切って化粧をしようと引き出しを探っていたら(私、いつもスッピンです)、以前常用していた薬が束で出てきた。まあ、すっかり忘れていたわ。頼っていたよねー。今はおかげで安定してる(←年とっただけ)。
束ごとゴミ箱に放り込んで、久しぶりにビシっと化けて、雨の中傘をさして、背筋を伸ばして、タッタカ歩いた。

という訳で、左上の写真変わりました。え?化粧の成果出てない???もっとアップの、フォトグラファーさんの腕が冴えてる写真いっぱいあるだけど、ちょっとお目汚し過ぎて、、、、恥ずかしくも、楽しくウキウキした一日でした。

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Thursday, 21 June 2007

Blueprint
インスピレーションの元はひとつだけど、それをどう増幅させるか。また絞り込むか。どう名古屋帯として成立させるか。締めたとき、遠め目でも近目でも美しく。決まった形から逸脱せず、また囚われず。
ずっと向き合ってるけど、設計図は毎回引きなおす。紙を刷新するんじゃなくて全てを刷新する。イメージと着地点を生まれ変わらせる。

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Wednesday, 20 June 2007

Win
まず糸を染める段階で勝負を掛けました。おのおの主張がある色味をあえてぶつけて、それぞれを最大限にガッツリ染めて、最終的に調和を図る。
仕事としているからには勝負は勝つしかないのです。がんばればいいってもんじゃないのはよくよく解っています。
勝ったっていうのは、創作の神様が、「ふん、結構やるじゃん」って言ってくれて、求めて下さった方が、この帯を締めるたび、ちょっと高揚したキリッとしたリンとした、明るい心持ちになってくださることです。

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Tuesday, 19 June 2007

Digest
ジャジャン!できました!新作九寸名古屋帯。
クレーの絵からのインスピレーション、もうずっと向かい合ってます。どう昇華させるかが課題ですが、自分なりに手ごたえを感じてきています。あ、昇華と消化は似ているね(オヤヂぢゃないよ)。化学変化とも似てる。絹糸に植物染料なのに化学変化とは、面白い世界です。

この帯、もう何回かアップしますね。この写真、糸のよさが出てるでしょ。この糸です。さすがだな。

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Monday, 18 June 2007

何のために金を稼ぐかってことが、わかってきたかも。それは上納するためだ。税金年金保険のみならず、入ってきたお金は、ほとんどどこかに納められていく。家賃とか光熱費とか仕入れとか融資の返済とか。
私は年中ピーピーだけど、それなりに余裕がある方もそうなのじゃないかしらん?家族がある方はもっとよね。ほんのちょっぴりの余剰分でちょっと楽しんでも、それはその落とした先の上納金となる。これは人類が何千年もかかって作ってきた仕組みなのかな。その仕組みこそ生活だ。
という訳で、私は今夜もせっせと糸を巻き、上納金を稼ぎます。

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Sunday, 17 June 2007

都心の川を手漕ぎボートでクルージング。ふっわーっとできて、最高でした。ビルの谷間の日本橋川、水に陽光が光る。潮の匂い。古い橋脚の堂々としたさび。護岸のコンクリートに半円形のツタの跡。音が無いのがいいのよね。漕ぐのサボってすみません。深い歴史も、表層だけの現代も、両方カゲロウ。水の上にいるとニュートラルになれる。

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Saturday, 16 June 2007

昔(と言っても4年ほど前)、神の存在を実感できないと騒ぎまくっていたことがある。神って、特定の神じゃなくて、いわゆる「そのもの」。それはあるんだろう、でも私には実感できないって、悲観して落胆して、目をつぶったまま探すふりして。んで、ダメスパイラルにずぶずぶ落ち込んだ。このときは、目をこじ開けてくれたから、脱出できたなあ。
んでまた愛とは何ぞやってマイナスダメスパイラル。それはそこにあるじゃないか。
神と愛と美は同じであるというのが私の原理。

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Friday, 15 June 2007

今日の大ポカ。(いや、実は4ヶ月前)
税金の納付書がきた。数字を見るとやけに多い。(って、世間様よりずっと低いです。去年よりグイッと上がったってことです。)一瞬、私ってこんなに稼いでいたのねって、誇らしく思ったが(←すでに大バカ)、どーも解せない。区役所に電話して調べてもらったら、確定申告の数字、控除前を書いていた!!!(バカ、バカ、バカ。)課税課のオネーさん、頼りになります。税務署の決算書と照合して、訂正してくださるそうです。(うるうるうる、泣いてお詫び&感謝。)公務員さん、私のような脳みそ欠落自営業者の尻拭いさせて、本当に申し訳ありません。いつかガッポリ納税します。

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Thursday, 14 June 2007

最後の最後に信じるのは、賭けるような気持ちで、祈るような気持ちで、自分の感覚だけど、それまでは、徹底的に疑え。てめえの感覚なんて、そのくらいのもんなんだよ。>自分

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Wednesday, 13 June 2007

嗜好品の買い置きはしないって、固く心に誓っているんだけど、夕方、あまりの暑さに、ビールかアイスか、どっちか所望とふらふら。一瞬悩むが、そりゃーやっぱ、ビールでしょ。ひと区切りついたので、500ml缶おごったろうかと思ったけど、仕事はやれば区切りがついて当たり前で、別にハレではない。350mlをつましく。

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Tuesday, 12 June 2007

ちょっと調子を落としてたけど、戻った感じ。仕事が体調と心のバロメーターになる。ハカが行くってことは、万事よしってこっちゃ。

今日も引用しちゃおっかな。秦秀雄、唐桟考より。
「織物の味わいはその糸、その染で大体が決まる。手製の糸で化学染料を使わない物。
古渡唐桟はその糸が見事である。一見それは見分けがつく。太くなり、細くなり、不揃いである。不整である。節さえ出来上がってる。こういう糸を並べて縞を織ると、今度は縞が、糸の不揃いな線によって生きてくる。縞はおおどかに揺れている様に見れる。心持ち曲がりくねった線が、上から下に流れている縞の線は、のんびりしていて気持ちがいい。経糸に節があればその節が筬につぶされ、細い緯糸に、しっかりだかえられているところは、最もいい。経糸と緯糸とが組み合う重点が、この節によって支えられているような感じを与える。」

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Monday, 11 June 2007

いつも突然の春風のように現れるすてきな人がいる。私よりちょっと年上で、ものすごい美人。いつもきれいで輝いている。この前は、畑でニンジンとれたからって不意打電話。「はっ?ニンジンっすか?」 いつものように美しい春風はひゅーっとやってきて、ひゅーっと去って行った。びっくりしたけど、丸々プリプリしたニンジン、おいしくおいしく、いただいた。で本日、その方から、お手紙届いた。その中に引用されていた一文、孫引きします。

「機織りの技術的な不自由さには、制約の裡(うち)からにじみ出る美しさ、人間の放埓を許さぬ品格が仕組まれている。」
(お書きになったのは、植村和代さんとおっしゃる方。浅学な私は存じ上げ無かったけど、織物文化の研究をなさってる方らしい。)

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Saturday, 09 June 2007

先日、なぜ、南関は北に、苓北、芦北は南にあるのかって謎を書いたら、同級生がメールをくれた!多謝!
南関は関所の南側に位置するから、苓北は昔、天草を苓州と呼んでいて、その苓州の北部に位置する町だから。すっきり!熊本市を中心に考えちゃイカンね。
で、芦北の謎はロマンチックです。何とポリネシア語が由来らしい。添付してくれた、ものすごーい詳しいサイト、熟読しちゃったよ。この「あしきた」は、 ポリネシア語の辞書をひくと、
「ア・チキ・タ」、A-TIKI-TA ( A=the, belonging to; TIKI=sacrum, a post to mark a place which was tapu; TA=dash, beat,lay)、「(球磨川を背骨とし、その下部にあることから)変形した・仙骨(骨盤の後部の骨)の・ような形の(地域)」 と書いてあるらしい。へーーーー。確かに球磨川は、この芦北地区をぐいっとかすって、八代の方に流れていくんだけど。仙骨ねーーー。
私の最近の座右の、野口三千三氏の著書に、「薦骨(仙骨)で動きの道を選択する」ってあって、仙骨には大注目していたのです。地名も地形も人体も文字も宇宙も地球も、なんてロマンチック。ロマンに包まれて生きていること、実感。

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Friday, 08 June 2007

織り。たんたんと。帯のカエシの部分。夜は絣ククリ。平行して染め。
プライベートがきつい時は仕事で抜けられる。仕事がきつい時は仕事で抜くしかない。

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Thursday, 07 June 2007

近所のあじさいがきれい。まだ開ききっていない、白っぽい部分が残っている、小さめの毬。そのいくつもの毬を見ながら、何で全部が毬なんだって思った。ひょいと花ガクのひとつが伸びて、毬を壊すことはしないのか?こういうの、DNAって言うんですか?毬になることは、あらかじめプログラミングされてるってことか。たぶん、ヒトも一緒ね。プログラムは決まってる。それはくじ引きのようなものじゃないかな。その中で精一杯、咲ききるだけだ。

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Wednesday, 06 June 2007

先日の薫製パーティー、写真がこちらにアップされてて、ゴクリ。ああ、夢のようだった。海の様子はこちらにも。
日曜の昼間、穏やかないい天気。水の近く。リラックスする人。って、このイメージなんだよね。空気と時間がこれなのよ。
パーティーメンバー、中年男女4人、若い男女3人でした。若い人って大人だな。今の私はヘタレだけど、若い頃はそれなりに大人だったかも。小学生のとき好きだった男の子を思い出した。

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Tuesday, 05 June 2007

昨日、海風に吹かれて、おいしいものをいただいて、その夢見心地のまま帰って寝たら、近来に無くよく眠れた。久しぶりに寝たと言ってもいいくらい。毎日寝てるんだけどね。
昨日は美しい日だったな。集った人、きれいな水、空気がツヤツヤしてたもんね。お肉もきれいだったなあ。おいしいものは美しい。薫製されたイカの、くるんとしたボリュームある形。

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Sunday, 03 June 2007

浦賀の海へ。誘ってもらって。穏やかな風が吹く。ベーコンとハムとイカの薫製、桜のチップでその場でいぶして下さって。幸せだな~。やっぱ、いいエネルギーチャージは何より大事と思った。生まれ変われるもんね。瞬間瞬間、生まれ変わろう。肉の脂がパン生地にしみ込む。ローズマリー。白ワイン。ビール。海。潮。波打ち際の岩の形。

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Saturday, 02 June 2007

Hdd
自分というハードディスクの容量を自覚しておくこと。決して大きくはない。かなり小さい。使用領域、空き領域も合わせて、心に刻んでおくこと。
ちょっと前までは、容量いっぱいいっぱいに詰め込んじゃって、暴発して、んで結果、容量を無理やり大きくしてきた。でもそれはダメージが大きいし、リカバリーするのに時間が掛かるし、力技すぎる。最近は、クリーンアップって技を覚えてきた。圧縮して領域を空けるとかね。空き領域は必須。で、じわーーっと親水域を広げたい。

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Friday, 01 June 2007

Saratama
昨日我が家にやってきたサラたまちゃんは、熊本県の芦北(あしきた)ってとこの産。熊本県南部の海側、太陽いっぱいの大地ですくすく育った。その辺りからグンと西へ、海を越えた天草には苓北(れいほく)ってとこもある。で、熊本県の最北は南関(なんかん)って町。どーしても解せない。何で、北に南があって、南に北があるの?これ、私の30年来の悩み。
この前、親の家に帰ったとき、久しぶりに運転した。もう道もわからんし、キンチョーして、57号線をどんどん北上してたら、下南部町って地名。ガクッときた。こんなに北にやってきたのに。。。

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