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Tuesday, 20 July 2010

Gray

今回の展覧会のテーマは「中世の秋」。イメージの中心はモルダウ川。

想像の中の話し。
時代は中世、季節は秋、ところはモルダウ川の生まれる森の奥。で、親指姫よりもっと小さなミクロな私に変身し、モルダウのはじめの一滴の水滴カプセルに乗りこむ。8ミリカメラをまわしながら、河を下っていく。

例えばこんな感じ。

深い深い森の奥で、一滴の水が生まれる。その水滴は、集まり、小川となり、村々を縫い、河となり、プラハを通り、長い旅を経て、海に注ぐ。
水滴カプセルに乗った私は、モルダウ河畔のテロワールを胸いっぱい吸い込みながら、8ミリをまわし続ける。
村人のダンス、子供たちの声。黒い森。しっとりした木立、川辺の城、石壁の町、結婚パレード、湿ったグレーの空、収穫、夕食の支度をする煙、やがてやってくる真っ白な雪。

そのひとつひとつのシーンを、着物や帯に、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)で表現したいと思っています。


吉田美保子展 「中世の秋」
会期 9月23日秋分の日(木)〜26日(日)
会場 銀座もとじ ぎゃらりー泉

写真はチラ見せ第2弾。帯ですよ。見に来てね。


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