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Saturday, 25 August 2012

今日は精練(せいれん)をした。精練って、蚕が絹を吐くとき一緒に出すタンパク質を除去する作業のこと。絹はそのままでは固いバリアをはっている。それをアルカリで炊く。そうするとつるんとベールを脱ぎ、絹の本来の光沢や柔らかさや妖しさをあらわにする。
実はこの作業、ここんとこ外注するか、精練済みの糸を買ってた。この段取りは、自分でなくてもできる行程だという判断から。いや、もっと言ってしまえば、自分でやるより、より良い結果が得られる可能性があるとの判断から。
精練は、なかなかコントロールがしにくい作業だ。特に若練りっていう、完全に練り切らない状態を狙うと。
今回は特に、若練りが欲しかった。希望がピンポイントであるなら自分でやるしかない。で、早朝から、一番大きなタンクを炊いた。いま、作業が終わり、棹に糸が下がっている。まあ上等な精練ができたと思っているけど、本当に上等だったかどうかは、織り始めるまでわからない。もっと言えば、帯になって締めていただくまで分からない。

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