« August 2012 | Main | October 2012 »

Sunday, 30 September 2012

暑いのか寒いのか、風が強いのか弱いのか、天気がいいのか悪いのか、にわかには分かり難いこのごろだ。ひとつには私が閉じこもってソメオリしているからだけど。
じっとしてるけど、なんだか旅をしているようだ。知らない土地の知らない天気。トラベリングと名刺に書きたい。

|

Friday, 28 September 2012

私が職業とするならオタクじゃダメでしょって思うのは、現代アートを仕事としている人たちを見るにつけだ。現代アートに興味を持った10代のとき、わあって憧れた作り手が、今も現役で発表し続けてる。大竹伸郎とかさ。これって社会性とか公共性とかプレゼン力とかコーディネイト力がないと出来ないよね。モノを作る時も、自分だけで作れるものでは決してないし。いかに、組めるか、巻き込めるか。これが出来るか、出来ないかだ。

|

Thursday, 27 September 2012

この前、大阪に行った時から、ちょっと気になっていることがあるんだけど、私ってもしかして、織りオタクか?(オリオタと名付けますか?)
あの民博の「世界の織機と織物」展の会場での夢中でクラクラ加減を顧みるに、ちとオタクのケがないか?別にオタクが悪いと思っているわけではない。が、職業としている以上は、オタクじゃダメでしょ?熱意と愛情は偏って注ぎ込んでると認めざるを得ないけど、同時に突き放した冷静な目で作り続けよう。

|

Wednesday, 26 September 2012

Black_purple_3

八寸帯「Black Purple」、染料はまず植物染料のカテキューの鉄媒染。これがブラックになります。かさつきのある渋い濃い味わい深いブラックです。それを完全に乾かした上に、デルクス染料(酸性染料)でパープルを染めています。こちらは華やぎを求めました。基準のパープルをまず引いて、その上にところどころレッドパープルを隠してます。帯としてお締めいただいたとき絶妙ですよ。

実物ご覧いただけるチャンスです。ぜひ、一衣舎展へお出かけください。出雲のおかや木芸にて、9月30日まで。

おかや木芸さん、実は前職時代、展示会で伺ったことあります。とてもとても素晴らしいところでした。人がいいし、空気がいいし、気持ちがいい。さすが、神様のお膝元だって感服したのよく覚えてます。私が山陰ファンになったのは、おかやさんのおかげです。ビバ!おかや木芸!!!

|

Tuesday, 25 September 2012

Black_purple_2

八寸帯「Black Purple(ブラックパープル)」のクローズアップです。これは経糸も緯糸も本当にこだわった。この経糸、自分だってもう2度とできないよ。ラオスのビエンチャンの市場で買ったカンボウジュとか、秘蔵の糸を放出しました。日本の繭の手引きの座繰りの太めとか。毛羽立ちがすごかった。整経してるとき、毛羽がふわふわしてるのが目について怖じ気づく。こういうの普通じゃ織れないのだけど、そこはブラッシングカラーズの真骨頂。下地を含め、糊がついた刷毛が最低6回は走ってます。だから織れる。そんな帯です。

ぜひ実物みてくださいね。ただいま出雲のおかや木芸さんで開催中の一衣舎展でご覧いただけます!9月30日まで。

|

Saturday, 22 September 2012

Black_purple_1

この帯!最新作の八寸名古屋帯。「Black Purple(ブラックパープル)」と申します。
今、一衣舎さんに、出雲に連れて行ってもらってます。出雲の「おかや木芸」さんでの一衣舎展。今日からスタート。とっても面白そう。この季節の出雲、さぞ美しいことでしょう。ぜひお出かけください。9月30日(日)まで!


|

走り回った一日。腰が痛いよ。

吉岡幸雄展を拝見しに、銀座もとじさんに。今日はギャラリートークの日。跡を継がれる娘さんによるトーク会でした。植物から色を引き出す工程が美しい映像でみられてとても面白かったです。植物を育て、その色素をどう引き出し、開花させるか。染め司を名のっていらっしゃるけど、神秘司さだなって思いました。
吉岡幸雄展は、銀座もとじさんで、明日9月23日まで。

無印良品のアトリエスペースで、カンボジアで染織の復興に取り組んでいらっしゃる森本喜久男さんの展示があるとのことで、お寄りしました。
森本さんは、前職時代にご縁があって、15年ほど前から存じ上げているのです。カンボジアに身を投じて、ポルポト時代に絶えたイカットを復興させていらっしゃるのに心底ビックリし揺さぶられた。ここんとこ接点がなくなってしまっていたのだけど、お元気でご活躍なのすっごくうれしかった!MUJIでは、花を商品にした後の薔薇の茎とか、実をとった後のココナッツの殻などからエキスを抽出し、タオルの染料としてました。なるほど、そのままでは日本の流通に乗り難い物をこういう風にアプローチしてらっしゃるのね。アイディアと実現する力を感じました。ご本人とはお会いできなかったけど、お写真拝見するに、カッコいいナイスミドル。いい年の重ね方された笑顔だった。
無印良品有楽町店での「天然染 "未来に向けた羅針盤づくり"」展は、10月8日まで。

それから、築城則子さんの展示会を拝見しに、青山八木さんにおじゃましました。さすがの存在感。ギリギリに保たれた緊張感。すごい。脱帽どころか、髪剃りますって言いたいくらい。織りのひとつの到達点だと思った。築城則子展は今日が最終日でした。

さあその次は、日本橋三越へ。日本伝統工芸展。これはチェックしなくちゃね。今最高のお歴々の作品が一同に拝見できる。北村武資さんやっぱいいなあ〜とか、土屋順紀さん真骨頂発揮してらっしゃるとか、堪能しました。
で、ふと一枚の型絵染めの絵羽に目が向いた。美しく涼やかで心地良さげな軽やかな着物。お名前拝見すると、溝口あけみさん。ん?!おところは、熊本県熊本市。あの溝口さんだ!!!そうです、我らが、「熊本ゆかりの染織家展」のお仲間です。コツコツ続けてらっしゃるのが、こうして日本の真ん中で評価を受けて、なんだかとても誇らしかったです。いい物はどこからもニョキニョキ出てくるのだなあ。
日本伝統工芸展は、日本橋では10月1日まで。その後全国巡回。
熊本ゆかりの染織家展は、熊本市の「和の國」にて。次は2013年1月2日〜6日まで。私も参加するよ。ぜひ!


と言うような、身も心もいっぱいの1日でした。ここんとこずっと中腰で染めていたので腰が痛い。寝るときは丸まって寝る。今日は母の誕生日だったので、電車の中からメールした。夏の疲れが出てないか、孫疲れが出てないか心配したけど、すこぶる元気で、70代は働き盛りとのこと。はあ、すごい。私はアップアップ〜。

|

Friday, 21 September 2012

今回の大阪行き、急なことだったのだけど、会いたかった友人と会えた!民博にきてくれ、そのまま弾丸大阪観光!堪能しました。なんせ民博出たのが午後5時で、新幹線の予約が8時16分。正味3時間弱。ブーンと南に移動して、戎橋!グリコ!法善寺横町!食事は大阪の食堂でここにしかない定食。夜景の中央公会堂。もんのすごくおいしいダッチソフトクリーム。ダッチコーヒーのソフト。at Holly's Cafe。関西にしかないのだ、このカフェ。
走り回った3時間。笑いっぱなし。よかった。彼女が元気でなかったら励まそうって思っていたのだけど、こっちが元気づけられ帰ってきました。うれしかったよ。またね。

写真、程よくざらつかせたつもり。楽しそうでしょ。

Friends2_2


|

Thursday, 20 September 2012

Osaka

民博で目的の「世界の織機と織物」は、特別展示館だったんだけど、まず本館の方に行った。本館のエントランスホールにも日本の空引き機や豊田式人力織機の展示があり、いきなり萌え〜(←死語ですか?)となってしまったよ。別に始めて観たわけでもないのに。わーわーわー萌え〜。織機は本当に美しいね。触っちゃダメだし、写真もダメなのよね。観るだけ。お預け状態。身もだえ。もえもえ。
その後特別展の方へ。さすが。あるある。どーんと世界中の織機が経糸の張り方別にカテゴライズされて並んでいます。これだけあると、頭と心のバランスがとれないというか、どうしていいか分からない状態になるよ。身もだえでふらふらになりながらほっつき回る。それぞれの織機に織り手の想いがある。どんな織り手で、どんな物織ったのかな?どんな人生を送ったのかな?
布を織って、服に仕立てて、それを着るってのは、世界中で連綿と行われてて、それが民族ごと受け継がれている。実は民族・民俗学好きの私。萌えました。

写真は万博公園の土。

|

Tuesday, 18 September 2012

Photo

ワークショップ「アシャンティ機で、西アフリカの細幅木綿を織る」は、井関和代先生による西アフリカでの織りについての説明から始まった。技法とかじゃなくて、どうして機がこんな形なのかってこととか。西アフリカの織りは、経糸を束ねたまま重石で押さえて張力をつけている。(日本の場合は織機の後ろ部分にきれいに巻いてますね!)その理由の一つは、毎日仕事が終わると、経糸をはずして、家の中に持って入るからだって。(織るのは外で。大きな木の下とか。いいな〜)そうしないと、悪魔が糸に取り付いて、経糸が切れたりするって信じられてるそう。(そりゃー経糸は大事よね〜)ただの迷信じゃないと思う。日本の織りも神話の頃からめんめんと続いてるわけだし。
面白いお話いっぱい聞けて、世界中の織機も織り布もたくさん見られて、いまだに満腹状態ぽんぽんです。


|

Monday, 17 September 2012

Photo

昨日は朝の11時には万博公園に着いたのだけど、全く時間が足りなかったな。始発で行くべきだったかな。民博(国立民族学博物館)は大好きな場所だ。すごく久しぶりだった。ちっとも変わってなかったよ。
急に行くことに決めたのは、特別展の関連ワークショップに、絶対に抽選に落ちるだろうと思いつつ応募したら、あらら、当たったからです。
ワークショップは、西アフリカのアシャンティという機で細幅木綿を織ってみるという内容です。講師は井関和代先生。染織研究ではとても高名な方です。実は勤め人時代に仕事上でご協力を仰いだことなどあり。第一線を切り拓きながら走ってきたというイメージの方。勝手にファン。
原始的な機で体験的に織ってみるというのは、実は結構あり、講師方に加わったこともあるのだけど、ガッツリとした研究者が講師役を勤めるというのに興味があった。織りって言うのは誰でも出来る。でもその中核にある深さとかには、なかなか到達できるわけではない。

|

Sunday, 16 September 2012

大阪へ

みっちりの一日、過ごしました。今、帰りの新幹線。目的地は、大阪、万博公園。国立民族学博物館。特別展「世界の織機と織物」。みっちり。むっちり。すばらしかったです。

写真、うまく送れるかしらん?久しぶりの太郎さん。

特別展「世界の織機と織物」は、11月27日まで。サイトはこちら

|

Friday, 14 September 2012

Green_tea_3

八寸帯「Green tea」、おタイコを正面から見るとこんな感じ。
経糸は、植物染料と化学染料の染め重ね。ぐっと深みが出ます。まず植物染料のエンジュで染めて、その上に、酸性染料で黄色とグレーに染め分けます。グレーの下に黄色が見え隠れするのはそういうわけです。黄色の部分は、植物の黄色と化学の黄色が重なって、より深みのある黄色になります。
グレーの部分の緯糸は墨染め糸も使ってる。深くて渋くて、新しいのです。

|

Thursday, 13 September 2012

Green_tea_2

Green tea(グリーンティー)、全体像はこんな感じ。
タイコの色柄、お腹の色柄、タレに何色を持ってくるか、手先は何色かをよくよく考えた。ツボにはまってくれる方がいらっしゃったらうれしいなあ。
糸は、タッサーシルク、カンボウジュ(東南アジアの野蚕に近い家蚕)、玉糸など。ザックリとした風合いが、他にはないテクスチャーだと思います。

|

Wednesday, 12 September 2012

Green_tea

これは「Green Tea」、八寸名古屋帯。お抹茶テイスト。渋いようで、イマドキな感じ。一服のお茶をいただく清涼感を織りたかった。


|

Tuesday, 11 September 2012

そうか、9.11か、と思いつつ。そっか、3.11から一年半か、、、地球はあれから一回転半したんだね。世界も日本も廻ってるんだ。
今日は暑い。プチ熱中症になりそう。
織り難い経糸だけど、少しずつ少しずつ進んでる。織るのに時間がかかる時は、とにかく織る時間を増やす。時間をつくること。

|

Sunday, 09 September 2012

今日は市のガン検診だった。昨年までは個別に病院でやってもらう方式を選んでたんだけど、今年は団体検診にしてみた。申し込んだのは6月くらいだったかな?で、5日くらい前に問診票やら注意事項やら送られてきて臨むわけです。
で、なんだか思い出しちゃったけど、これ、義務教育うけてた時のノリだなあ。プリントがきて、用意するものとか書いてあって、集合時間厳守、当日の服装、検便は3日以内に採取、前夜9時以降は飲食厳禁。
これらを守るだけで精一杯だ。ガン細胞の有無よりも、今日一日を無事過ごせることのことの方が、優先順位高し。市民としての民度はかられてる感じ。
子宮がんを調べる人はスカートで来いとのお達しに、コーディネートしてたら無駄におしゃれになる。炎天下の下、自転車で15分の保険センター行かなきゃなので、(いつもはしない)日焼け止めファンデーションこってり。
やれやれ。まだ胃がん検診のバリウムが出てこない。

流れ作業について行けずあたふたしてると、検査技師さんが「ゆっくりでいいですよ〜」って言ってくれてほっと安堵。技師さん、GJ!

|

Saturday, 08 September 2012

昨日の遅い時間、渋谷のヒカリエに行った。ちょっと見たい物があって。ヒカリエデビューです。パーッと見て回っただけだったけど、まーー、まだまだ視察とおぼしきビジネスマン(公務員か団体職員かもね)の多いこと!で、お客さんも多かったな。視察されてナンボですな。パン屋さんが3軒かな入ってた。いいなー、憧れる、おいしいパン屋さんが身近にある生活。地下鉄に乗るのが便利。副都心線で新宿3丁目駅に移動した。視察の人にも便利でしょう。

|

Friday, 07 September 2012

Small_birds_detail

[Small Birds](スモールバード)のディテールはこんな感じ。
経糸も緯糸も味のある糸で、表情が豊かになります。
経糸は玉糸ですが、撚りが甘い上に節がいっぱいあって、そのまま織るには難なので、糊の付け方に工夫を重ねています。
緯糸に使ったカンボウジュは、東南アジアのカンボジア周辺にいる野蚕に近い家蚕です。タッサーシルクはインドの野蚕です。


|

Wednesday, 05 September 2012

Small_birds_outline

八寸帯 [Small Birds](スモールバード) のおしゃべりは、とめどなく続きます。
そうなの、この帯、全通です。

*全通(ぜんつう)は帯用語です。帯全体に柄がある。見える所だけじゃないのが所有者だけのお楽しみ。


|

Tuesday, 04 September 2012

Small_birds

[Small Birds] スモールバード
小鳥が、ピッピチッチとおしゃべりしている。いつまでたっても終わらない。そんな楽しい帯です。
八寸名古屋帯 ブラッシングカラー 玉糸 タッサーシルク カンボウジュ


|

Monday, 03 September 2012

ああ!「熊本ゆかり便り」が更新されてる!!!先日、「熊本ゆかりの染織家展」の実行委員で着物ライターの安達絵里子さんが我が家を訪ねて下さったのだ。その時のことを書いてくださった。
安達さんは、関東の生まれ育ちで、今は熊本在住。熊本生まれでは気付かない熊本の魅力をつぎつぎ発見し、それを広めて下さってます。染織のみならず、人や自然や食などなど。この日も、お土産に天草名産の「こっぱ餅」など下さった。こっぱ餅なんて食べた記憶もないよ。こういうの私が小さかった高度成長期には注目されてなかったよねー。魚焼き網であぶって食べて、しみじみおいしかった。

「熊本ゆかりの染織家展」は、2013年のお正月、1月2日〜6日に、「和の國」さんで開催されます。
和の國ブログのトップページはこちら
安達さんの当該記事はこちら。作品写真も載ってる。みてね。

|

午後にちょっと出かけて、夕方遅い帰り道、ふわふわした気分で駅を降りたら雨が降ってた。線路脇のひまわり畑はすっかり枯れてて、たわわになった種を重そうに首を垂れている。その向こうの空き地にやぐらが組まれ、縁日のしつらえが出来ている。そっか、今日は夏休みの最後の日なんだね。ちょうちんに灯りがともり、盆踊りの音楽。雨はだんだんひどくなり、ザーザー降り。それでも幾人かの浴衣の女の子。テキ屋さんも呆然と。遠くで雷。なんだかシュール。
私にとってはふんわりしたいい日でした。(記念にトイレのブラシを買った)(←もっとシュールか?)(←ただの意味不明)

|

Saturday, 01 September 2012

雨が降って、急に涼しくなった。地球はまわっているんだなあ。すごいなあ。
8月末まで、朝のラジオで、夏休み子供科学相談室を聞いていた。面白かったなあ。恐竜とか、宇宙とか、子供の頃は身近だった。それがいつの間にやら遠くなってた。ブラックホールとか、人類の誕生とか、そういうの、もっと身近に自然に当たり前に。そうありたい。

|

« August 2012 | Main | October 2012 »