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Friday, 30 November 2012

今取り組んでいる帯、3回目の経糸の染め。緯糸の準備も同時に進んでる。相当じたばたしたけど、肝が据わってきた。思い切った部分としっかり作り込んだ部分が共存してる。

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Wednesday, 28 November 2012

私は織ることで、何かを構築したいとか、人に喜ばれたいとか、扉を開けたいとか、そんな気持ちがどうしてもあるけど、この前大阪でみた布裂たちは、ちっともそんな念などなかった。
ただの布だ。古い裂き織りの美しさよ。刺し子もよかったな。ただただ刺し続ける。
自分の織りを省みつつ、はっと気づいた。そっか私、たくさん織り続ければいいんじゃん。ただの布もね、なかなか織れるもんじゃない。無心の布で商品になるレベルをコンスタントに織り続ける。その難しさはよく分かってる。だからそうなりたけれぱ、とにかく織り続けるしかない。

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Tuesday, 27 November 2012

少々無理をして(と言うか相当無理をして)大阪いって来ました。民博の「世界の織機と織物」をもう一度どうしても見たかったのと、民芸館でやってる「芹沢_介と日本の染織」展に青田五良が出てるとのことで。
無理のしがいがありました。織りもだけど、それだけでないでっかいロマンを感じました。
大阪の民芸館、よかったです。平良敏子さんとか古澤万千子さんとか、今現役の作家のお若いころの勢いがあってプリプリピカピカの作品とか。
青田五良の布裂二片に対峙したとき泣きそうになった。ああここに、、、その何気ない格子を織りたかったんだろうな。

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Saturday, 24 November 2012

織りは織ってみなくちゃ分からないって部分は確かにあるんだけど、想定は越えなくちゃいけない。越えるのは、織りあがった時でも、お召しいただいた時でもいい。越える幅と可能性にいつも向き合う自分であること。

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Friday, 23 November 2012

取り組んでいる帯の正念場。デザインを最終決定してる。今回のはご注文だから、いかにご希望に沿えるかが最大目標。同時に、自分のやりたいことをやる。自分で自分にオッケーだせるまで突き詰める。

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Wednesday, 21 November 2012

先日シルク博物館で見てきた「第22回全国染織作品展」のこと。
目当ては同時開催の竹筬展の方だったから、あまり期待もしてなかったけど、大変よかったです。力作だなあ、、いい着物だなあ、いい帯だなあ、、、って思うものが沢山あった。この公募展、なかなかいいなあ。審査員もそうそうたるお顔ぶれ。実力者ばかり。講評を読んで、とても勉強になった。
で、入選作、ひとつひとつ拝見したけど、知ってる名前がちっともなかった。それなりに染織関係にはアンテナはってるつもりだったけど、まったくだった。この世界は広くて深くて未知なのだなあ。学生さんも多いのかな?
しかし、こんなこと言っちゃ怒られますが、会場のシルク博物館いけてないのよねえ、、、オンボロだし(古さゆえの良さみたいのもないし)。お客さんは関係者ばかりっぽい、、、、
公募展全般に思うのだけど、こんなにすごい作品が揃うのに、そんだけの扱いしてないよね。憂うわ。

全国染織作品展は、横浜のシルク博物館にて、今月25日まで。

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Monday, 19 November 2012

週末の朝、大和の骨董市に行った。小雨が降り始めていて、あまりマーケット日和ではなかったのだけど、ひやかして歩くのが目的だから、それはそれでよい。(織りの道具はいつも探しているけど、出会えればラッキーくらいの気持ち)
一通り見て回って、ちょっとぬれて寒かったので、ガストに入って、チャンポンを食べた。あったまっておいしかった。
土曜日の午前中、ファミレスに集う人々。骨董市の戦利品を見せ合う人や、保険屋さんと事故後の話合をする人とか。ちょっと離れた席で酔っぱらって大声を出してるおじいさん。ひゃー、店員さんが困ってる。が、他のお客さんは、何てことない顔。おおらかだなー。
会計してるとき、そのおじいさん一行と一緒になる。おじいさん、同行のおじさんおばさんをハグしてる。(関係性不明。親戚かな)なんだかんだ言って、幸せそう。朝からビール飲んでさ。いい人生送ってるなあ。

大和の骨董市は、毎月第三土曜日の夜明け頃から、大和駅一帯にて。

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Saturday, 17 November 2012

竹筬研究会の展示には、全国津々浦々から、織り作品が集まっていた。共通点は竹筬を使って織ったというだけで、素材も有名無名キャリアもいろいろです。着尺や帯もあるけど、参考作品の端切れのみも多い。
たくさんランダムに展示されてる中で、やはり光るものってある。目にとまるのは志村ふくみさん。やっぱり圧倒的だ。美しい。それから、築城則子さん。完成度がただ者でない。上原美智子さん、看板のあげずば織でなく着尺出してた。着尺ありき上のあの自由さなのだなあ。
ぐるっと見て回って、「ああ、私、この布好きだなあ」って近寄ったのがある。何気ない白っぽい着尺の端切れ布。落ち着いた印象で、よく見ると白の微妙なグラデーション。都会的で大人。好き〜っ、これ誰〜って名前見たら、小熊素子さんだった。おお!小熊さん!!!私、小熊さんの織ったもの、やっぱりすき。カッコいい。

竹筬研究会の展示は、本日18日まで!

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Friday, 16 November 2012

シルク博物館で開催中の「全国染織作品展」に行ってきました。お目当ては、同時開催の「試作竹筬(たけおさ)と織布(おりふ)展」。
あ、竹筬って分かりますか?織りの大切な道具なのだけど、職人さんが途絶えてしまい、今はステンレス製に代わってます。それをよみがえらせようと奮闘しているのが、竹筬研究会。
会長は下村輝さん。織りをする人なら知らぬ人はいない下村撚糸の下村さんです。この会を立ち上げると聞いた時、下村さんの織りに対する思いの深さを思った。織りの道具なんて途絶えても仕方ないのです、産業としては成り立たないのだから。それをそんなことはないって自ら動き、活動を続け、結果を出すのだからカッコいい。
竹筬研究会結成10年だそうです。ソメオリヨシダは9年です。私も続きます!!!
試作竹筬と織布展は18日まで!

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Wednesday, 14 November 2012

ご注文いただいている帯の打ち合わせに行ってきました。日本の政のお膝元へ、試し織り4片とデザインの下図4枚もって。
試し織り、一枚目はまずその方のイメージのみを頭いっぱいにしてバババーっと勢いでソメオリ。2枚目はそれを吟味してフォーカスをしぼって。3枚目はさらに完成度を上げて。4枚目は以前織ったものを参考として持っていった。
デザイン図は、1枚目はやりたいように描いた。2枚目はそれを整理して。3枚目と4枚目は視点をがらっと変えて。

で、結果、一枚目が一番そのお方に響いたようだ。お好みが自然にすべて入ってた。そっかー。私、バランスとか、完成度とか、帯としてとか、とかとかとか、そんなのに変にこだわって、よさを消してしまうところだった。素直に直感を信じて、その人のことだけ考えて作ればいいんだなあ。このお方、以前に着物も織らせていただいたのだ。その時も、私の自分で自分に課す見えない輪っかを外してくれた。ありがとうございます。無難な物は作らない。

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Monday, 12 November 2012

椎葉聡子さんの個展を拝見してきました。フレスコ画が中心の、砂の表情が面白い展示会でした。絵って人の手で作るものだけど、ナチュラルなものだなあ。見てると気持ちが落ち着いて、肩のコリが楽になりそうな気がしました。初日だったので、椎葉さんにお会いできてうれしかったです。技法のことなど興味深く伺いました。アートを続けていることが何よりすごい。(着物きて伺おうと思っていたけど雨で断念。次回はお互い着物でお会いしたいものです。)

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益田勇吉さんのギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。(二日連続!) 益田さんは、白い大島紬(白泥大島)の開拓者です。これまた大変に熱いギャラリートークで、私はずーっとドキドキして、聞き入ってました。熱い仕事の話ほど、人を興奮させるものはありません。
大島という伝統の世界で、そこに安住せず(って安住思考の人はもうやってけてませんね。この世界)、頭を柔らかく、今、大輪の花を咲かせていらっしゃるようにお見受けしました。難儀な仕事を語る時も、楽しそうに話されるのがよかったな。大島紬のメイキングなんて、知識としてはもちろん知ってたし、見学にも行ったことあるのだけど、今、初めて見た気がします。本当に勉強させていただいたなー。ありがとうございました。

益田勇吉展は本日最終日でしたが、きっとお作品はもとじさんの大島紬店にあるんじゃないかな???

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Sunday, 11 November 2012

「大熊眞智子 吉倉ますみ二人展ー木綿と絹で紡ぐー」に行ってきました。自然の恵みをいっぱい受けた作品たちで、森林浴しているような心地よい会場でした。木綿の大熊さんも、絹の吉倉さんも、糸を紡ぐことからなさるのです。それはとんでもなく大変なことで、、、(それも着物一反分ですよ!)。でも大変さなんてみじんも感じさせなカッコいい作品が並んでました。都会に似合う作品って思った。多分、お二人とも都会的であることは念頭においてらっしゃらないと思うけど。二人の方へ、都会が追いついてきたかな?

「大熊眞智子 吉倉ますみ二人展」は、成城さくらさくギャラリーにて、11月11日(日)の17時まで。

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Saturday, 10 November 2012

織楽浅野さんのギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。面白かったです!織楽浅野さん、すごい!今年のテーマは「印(しるす)」とのことで、インド旅行からのインスピレーションを形にしたもの。500年前の井戸で自分に問うた「自分の織物はどうなの?」がはじまりだそう。浅野さんのたゆまぬチャレンジ尊敬してます。
織楽浅野展「印」は、銀座もとじさんにて、明日、11月11日まで

実は、浅野さんに挨拶したら、「ヨシダさん、この前載ってたの良かったやん。落書きみたいでかわいいの。あれいいわ。」って言ってもらって「へ?」と思った。どこにどれが載ってたの???一瞬分からなかったけど、ああーと思った。先日もとじさんに納めした帯だ。ネットショップに載ったんだ。知らなかったーー。で、見つけた!あのとき、一緒に納めた他の着尺や帯は載ってないな。売れちゃったのかな?店頭のみかな?ともあれ、尊敬する浅野さんのお目にとめていただけて大光栄です。

もとじさんのネットショップのヨシダのページはこちら
載ってる帯の詳細ページはこちら
もとじさんのネットショップは、担当の方が丁寧に大切に作ってらっしゃってて、とても好きです。愛があふれるページです。

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Thursday, 08 November 2012

浅草で心に残ってることランダムにいくつか。

日が暮れてからお参りした。そぼ降る雨でしっとりしてて、仲見世もすでに人少なく、ぼーっと歩いてたら、ご本堂が突然バンと現れた。威厳があって、美しかった。浅草寺ってこんなにすごかったんだー。いいもの見た。よかったなあ。

その日、まずは一人でアミューズミュージアムに行ったんだ。以前、田中忠三郎さんという方が書かれた御本「物には心がある。」を読んでからずっと行きたかったのだ。田中さんは民俗学者、民俗民具蒐集家で、氏が長年集めたBORO(襤褸のことをこちらのミュージアムではこう書かれます)を展示してあるのだ。
布団地など継ぎはぎだらけの布の、無作為の美しさと強さに吸い込まれる。無作為でなく、刺し子などで精一杯意匠を凝らしているのもある。ドキリとした。生きるだけで精一杯だったのではないか?それでも身を飾るんだ。着ることの重みを知ったと思った。

浅草では友人ふたりと待ち合わせた。ずーっと「会いたいね」って言ってて、なかなか会えず、すごく久しぶりでだった。一人の人は仕事の関係で、直前にならないと、空くかどうか分からない。前もっての約束ができないのだが仕方ない。
という私の方も、仕事本位でスケジュールを決める。直前までスケジュールが分からないってことはないのだが、100%私用ではなかなか外出できない。仕事を絡ませないと、出ちゃいけないような気がしてしまう。不義理している方々に申し訳ない。ヨシダ最近付き合い悪いと思っていらっしゃるだろう。
件の彼女、次の日の仕事に差し障るからと飲食に気をつけ、雨が降ってるから汚しちゃいけないと、仕事に履いて行く靴は履いてこない。プロだなあ。それぞれの道で全うしたいね。

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Tuesday, 06 November 2012

浅草に、一衣舎さん楽艸さんの展示会を拝見しに出かけました。ほっこりした空気ながれるいい展示会でした。一衣舎さんのメンバー、みんなレベルアップしてるなーー。私もがんばろう。
ご一緒にしたお一人は久しぶりに帰国されてるユミコさんですが、彼女が、「今の日本の美しさを見た」ってちょっと興奮気味に言ってました。そうか、そうね。以前に帰国されたときも縁あって一緒に着物の見たのだけど、その時より心を打ったみたい。一衣舎さんの布への愛が伝わったのかな。
明日が最終日です!ぜひ!


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Monday, 05 November 2012

「古道具その行き先 -坂田和實の40年-」展を拝見しに、松濤美術館に行ってきました。ズバンと坂田さんの世界がありました。さっすがーーー!!坂田さんはまさに、新しい価値観を切り拓いてきた方だなあー。ターニングポイントを作った方というか、、、価値観をターンさせたってことかな?
で、その立役者たちがバシンとそろってた。控えめに見えて言い切る強さ。噂の封筒(おじいちゃんの封筒)もあったよ。雑巾も良かったなあー。おもちゃのプロペラ機も。
私は前職の場所が目白で、古道具坂田のすぐ近くだったので、お店の前をよく通っていた。何回かはおじゃました。その一貫する空気感はいつも変わらないね。そこにひかれる。美術館 as it is にも一回だけ行ったけど、また行きたくなった。

渋谷区立松濤美術館にて、11月25日日曜日まで。

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Sunday, 04 November 2012

ドキュメンタリー映画「紫」を見てきた。古くからの植物染料での染めを継承する、染司よしおかの今を撮った映画だ。引き込まれた。一番思ったのは、伝統を尊重するってことは、どんどんぶち壊すというか、決して守りに入らないというか、、、、そういう最前線をクリエイトして行くってことだなって。自明のことをそのままただやってちゃダメだってこと。それ、吉岡さんも染め師の福田さんもどんどんやっておられて、さすがーーって思った。こうでなくちゃね。板締めをやってる所が出たけど、ここまで締めるかってくらい締め上げてたよ。そこまでだったら繊維をいじめていいのね。伝統を継承するってことは、最前線をキープし続けるってことで、その開拓者精神がすごい。面白かった。

映画「紫」は、渋谷のイメージフォーラムでやってます。11月23日まで。朝11時から。

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Friday, 02 November 2012

ひとつ織り終わった。夜になって、機が空いたのをチャンスとばかりエアコンの掃除をした。うちのエアコン、織機の座るところの上にあるのです。頭の真上だから良くないと思うけど、部屋の都合で仕方ないのだ。で、織っている最中は、ホコリが舞うのを警戒して掃除しないのだ。
それにしてもエアコンの掃除ってなかなかしないし、してもフィルターを掃除機で吸うくらい。でも今日は違います。外せる部品は全部外して、洗ったり拭いたり吸い込んだり。部品の外し方、取り付け方、分からない!難しすぎ。取説引っぱりだして、首っ引きです。
これ、皆さん、出来てるの???パソコンや携帯電話の方が、説明書なくてもカンでできたりしない???エアコン掃除はカンじゃできない。
思ったけど、家電のメンテって家庭科で教えるといいねー。実習もして。「取説解読」って授業もいるよー。料理や裁縫は、興味があれば放っといてもすると思うのよね。でも家電のメンテは必須だよ。ちゃんとすれば節電にもなるし。地球環境にもプラスだよー。(授業で習いたいくらい難しかった。)

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Thursday, 01 November 2012

先日、落語がはねた後に、友人らと中華を食べに行った。祐天寺のアットホームで居心地いいお店。とってもおいしかった。あまり付き合いがいい方でないので、友人とご飯なんて久しぶりだった。私はずっとウキウキしていた。いい夜だったなあと反芻中です。(←一回で何度もおいしい。お得な性格)
これからどうしたい、どう生きたいって、ガッツリした話も。いいなーー。そうこなくっちゃね。私が話したことについても後日「こう思うよ」「これはどう?」ってメールいただいたり。じーん、感動。守りに入らず、攻めて行こう!

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