Wednesday, 25 August 2010

織る時の腰掛けってただの板に木綿の布を巻いてるだけなんだけど、(私の場合、座布団敷くと高くなり過ぎるので)、ずーっと座ってるのが、かなりつらい。痛いし、暑くて蒸れる。汗びっしょり。
で、思いついて、麻の裾よけをその上に巻いてみた。これはいい。サラッと快適。お尻の痛さもしばし忘れる。
全国の同業者のみなさん!夏の織りには麻の腰巻き!

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Monday, 17 May 2010

糸に糊をつけている。今回またまたつけ方を変える。ふのりのみとし、濃度も上げた。しっかりつけ込み、しっかり絞る。天気がよくてありがたい。糸はどうして欲しがってるんだ。そこに答えをみつけよ。

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Sunday, 14 March 2010

Surikomigasuri

本日は少々技法の話。
この経(たて)のライン、これはすり込み絣っていう方法で染めています。着物の構成図をもとに、ねらいを定めて、染料、または顔料を刷毛ですり込み、緯糸を入れてから、蒸しとアイロン固着で定着してます。
この写真の場合は、左の緑のラインが顔料、真ん中のピンクは植物染料(ラックダイのアルミ媒染)、右のグレーは墨に顔料の白をまぜています。ここには写ってないけど、黄色も染めてまして、それは植物染料、フクギのアルミ媒染です。(あ、写真あった。下に載せます。)
この技法は従来の織の枠を取っ払う画期的なものです。が、下手すると逆効果の怖れもあり、勝負を掛けるつもりでのぞんでます。

すり込み絣は昔から世界中でなされている技法ですが(色素をすり込み、後から熱を加えて定着させる)、私が取ってる方法は昔ながらではありません。昔ながらのすり込み絣では、こういう自由自在さは困難です。私がそれをこなせているのは、染色家の仁平幸春さんに教えていただいたからです。技法だけでなく、いろいろな可能性やその開かせ方など、教えていただきました。感謝します。

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Monday, 28 September 2009

Centipede

おかげさまで落ち着いてきた。腹くくれてきた。あわわわわってなるのはいつもなんだけど、ちょっと集中が上手になったか?
織り付け布には、ムカデ(っていう名前の針金がくるくるしてるヤツ)。これやっぱ必須。久しぶりに無しでやってよく分かった。織り幅変わったから新調。機草の厚紙は厚めを出来るだけたくさん。
小さな意識を、いつも、すみずみに。すべては織り上がりの美しさのために。

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Saturday, 19 September 2009

糸に糊を付ける理由を問われ、省みる。どの糊をどういう濃度で付け、どうさばいて乾かすか。これはとても重要。なぜ付けるかは、もっと重要。

糊を付けない織り手もあり、付けてもものすごく薄く付ける織り手もあるが、私はそこそこの濃度で必ず付ける派。撚りの強い糸で密度も込んでなければ糊は必ずしも必要ない。しかし私はたいてい撚りの甘い、毛羽のある、いわゆる扱い難い糸を、込ませて織るから必須。糊が薄すぎて効果がなければ本末転倒。薄いなら薄いでその理由は?効果は?
あ、これ、私が使う種の絹糸の話です。手でひいてる座繰りとか。それ以外はまた違う話になると思う。

糊を付ける理由は、糸を扱いやすくして、その後の作業の効率化のためだと思ってる。が、もうひとつの理由は、織り上がる布を自分のねらう着地地点に近づけるためだ。糸を制御しコントロールすることで、ベクトルが定まり、自由になれる。制御って言うと西洋思想みたいだけど、条件を整えることで、解放されるんじゃないか。

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Sunday, 18 January 2009

絹糸にタンパク成分を加えたいとき、豆乳を使っていたのだけど、染織家の先達に、牛乳使ってるわよって、教えてもらった。匂いは?って聞いたら、大丈夫って。
この前、早速やってみた。ふむ、なかなかよい。匂いも全く気にならない。

で、今回、もう少し、効かせようとちょい濃いめにしたら、、、、、む?むむむ、、、、うへー、チチクサイ。動物の匂いだ。こりゃたまらん。部屋中ほ乳類の体液の匂い充満。

絹糸を精練するときも、動物の匂いがする。こちらは虫を煮る匂い。普段はかがない匂いだ。布は生き物の命の結晶だな。

窓を開けると、冬の凍えた空気が、さーーっと部屋の空気を一新する。

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Thursday, 25 December 2008

帯、織り上げたので、湯通し。帯は湯通しをしない染織家もいるが、私は、する派。しない派の方々は、帯に糊の固さが残った方がいいという判断だと思うのだけど、糊の成分が帯として着用している間に変質するのではないかという懸念から、今のところ、する派。糊は糸を扱いやすくするものだと思っているから、織り上げてしまえば不純物。しっかり落とすのが正解というのが、今の私の見解。布が柔らかすぎるのだとしたら、糸の種類とか密度とか撚りとか、そういうことで対処。

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Wednesday, 08 October 2008

Technique


この染め方は、刷込み絣っていう技法なのだけど、ひと口に刷込みって言っても、時代によって、場所によって、さまざま。私は、独立当初から、ネチネチとトライ&エラーを繰り返してきた。
同時に、糸を染めて布を織るとは何ぞやってこと。その布を仕立てて着物として着用するってこと。美しさと機能性。それを刷込み技法を使って、完結させる。


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Sunday, 22 July 2007

次の着尺のデザインに取り掛かる。今度は絵羽だから、設計図は極々慎重に。紙を実物大の着た状態の着物の形に。ほーーんと、着物ってよく出来てるわあー。
「ん?」って思うことあって、答合わせに自分の着物を引っ張り出す。思いがけず、虫干しできた。単(ひとえ)の方が構造がよくわかると思って、浴衣も出してくる。この夏の新調。まだ着てないのだ。つい帯も出してきて、どれがいいか合わせっこ。仕事しなさーーい!

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Wednesday, 18 July 2007

本チャンと同じ条件で試織をして、それを蒸してみた。蒸しって工程は、普通、織り手は踏まないのだ。糸を染めるとき煮るから、それで必要な温度を加えることになる。だから私は刷込み絣など特殊なことをしない限り、蒸さないできた。でも、色にもっと食いつきたい。
結果、発色が強すぎた。ちょっとくどい。煮染めでちょうどよくなるよう加減してるし。でも確かに染料と繊維の噛み合いは増すなあ。うまく使えば平坦の中の凹凸とかいけるかも。脳内作戦会議中。

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